僕の気持ちを裏切った広末涼子

 (広末涼子について何か書いている人は↓読まない方がいいかも)
 今週の週刊プレイボーイと週刊SPA!広末涼子が載った。DVDマガジンなるものが発売される一環らしいのだが。ネット上で彼女について評したりグラビアについて評したりする方々には、(もちろんネット界におけるすべての内容をチェックしているわけではないが)やはり芳しい評価というものを得られていない。いつからかこの方は何か行動するごとに何かを言われるようになってしまったような気がする。
 この人に関するゴシップがどこまで本当のことなのか知らないし、知る気もない(いつぞやナンパ日記のサイトで読んだが「映画に出る代わりにジャン・レノと不適切な行為を求められた」などという噂を、まったくの事実として扱って偉そうに語っていた人間がいて笑った)。噂については本人の行動に問題があるところがあってこそなのだろうことも伺える。ただし、熱愛報道なんてちょっと名前が知られたアイドルなら誰でもあるだろうに、この人一人だけがなぜあそこまでブーイングの嵐になるのかという点については気になっている。
 ひとつだけ思うのは、アイドルとしてもてはやされ、当時としては異例の「アイドル歌手」VIP待遇(有名ミュージシャン等が手がける楽曲)まで受けている。広末涼子と同時期に、広末涼子と同じように「アイドル」として扱われた女の子ってのがいなかったような気がする。ミュージシャンでもグラビア美少女でもなくて素材のみで賛美された、というのが同時期にいない、ライバルがいなくてナンバーワンにしてオンリーワンだったのがこの人の悲劇で、この状況を引き起こして現在まで引きずっているような気がする。
 当時の広末涼子におけるビジュアルに対する「絶賛の嵐」はすさまじかった。雑誌上で展開されるあの露出量(確か週刊プレイボーイでは、掲載回数歴代一位だったんでしたっけ)は今でも記憶しているし、その後のアイドルの展開の道筋は広末涼子プロジェクトが一端を担っている。
 それだからこそ後々出てくる噂や報道は、純粋な方々を落胆させる要素としては十分だったし、「僕の気持ちを裏切ったなぁ!!」である。ひさびさにエヴァネタで書いてみました。
 私はネット上で広末涼子に苦言を申し立てている人、ビジュアルの出来映えから本人の行動に対してはっきりと言わなくては気が済まない方々に対して思うのは、そういった愛情と過去の萌えと郷愁(美少女の世界を作り出すのはたいてい学校風景や制服などの青春の1ページ)を、広末涼子自身に否定されることに抵抗したり怯えたりしているのではないかということね。勝手な自説なんだけど。どうもそう見えてくるので。
 今回のグラビアを見て、広末涼子は「おしゃれ」とか「アート」の仲間入りをしたくてしょうがなくて、決してアイドル業界が作り出す空間の中で仕事なんかしたくないって意思がずっと前からあったんだなということがよくわかる。(ヤングジャンプでは複数のカメラマンに撮影させてましたし)このような需要(おしゃれ)と供給(アイドルオタ)のギャップが続く限り、この人は30過ぎても同じようなことを言われているんではないかと思いました。
 つうか俺、広末でなんでこんなに長文書くかね。