自虐=自己肯定

 腐女子その2。件の女子は「どうせ私たちレイヤーの頭の中はアニメでいっぱいなんですぅ〜。アニメ脳なんですぅ〜」とでも主張したのだろうが。俺が気になるのは別のところで。
 オタクな男性も女性も「こんなもの(漫画、アニメ、ゲームを差して)にはまってる自分ってダメダメなんです」とこちらが何も言ってないうちから主張する時がある。「男なのに少女漫画にはまってて」「エロゲーで月何万も出費して」「コスプレが快感です」とかなんとか。これらの発言は表面上、自虐のように取れるが、実は「この対象にこれだけハマれる、この対象の価値がわかる自分ってすごい。自分って偉い」って言ってるんですよね。
 だったらいつ何時でもそういう発言をしているかというとそうではなくて、ネットの掲示板やコミケなどのイベント会場、その他オタクが居られる空間の中でだけなんですね。自分が安心して自虐できる場を選んでいるというか。おそらく就職の面接や、上司や同僚と酒を飲みに行った時、学校の始業式の自己紹介なんかで同じような発言はしないだろうよ。
 件の女子は週刊プレイボーイというメディアが取材しているわけで、オタクとして主張できるからこその自虐発言なのだろう。不快とまでは言わないけど、「いわゆるオタク」と主張している方々に共通してこの言い方ってのが昔から不思議ではあった。普通に自己紹介すれば、というのか。
 だから何だ、というわけじゃなくオチもなくこの項終わり。