2005年雑感

 この時期だとWeb界隈では「今年を振り返って」みたいな内容でブログ等を書いておられるので、たまには締めとして、今年を総括するようなことをつらつらと書いてみようと思います。

・アクセス数
 今年書いた内容でアクセス数が急増したのは、東大女子の方の書き込みによる炎上で一意見を述べた時と、ユリイカトークショーの時ですね。あとは時事ネタのキーワードを書いた時。

http://d.hatena.ne.jp/Tabi/20050407#1112877512

http://d.hatena.ne.jp/Tabi/20050501#1114878714

 上記2つのアクセス急増後に、はてなアンテナのリンクが増えたり、増加したアクセス数が一定化したことはないので、おそらくこのブログ全体を読んで、グラビアアイドルの話ばっかり書いてるのに呆れて継続して読む人が少なかったのだろうと思いますが。

ユリイカ
 ユリイカのブログ特集やトークショーをきっかけに、その後もムーンライダーズ特集、増刊のオタクVSサブカル文化系女子といった各特集ごとに雑誌を買ってました。買った際にはいろいろ書きたいことがあったと思うのですが、それぞれの内容が濃い上に下手なこと書いてコメントやトラックバック、ブックマークで何を言われるかわかったもんじゃないカクブルと思ったので、というよりも、発売時期に何かコメントしようとするとたいてい多忙だったし時期を逃すと今さらな話題を書いて「つまんねーし既出だし」と思われるのが嫌なので、結局スルーしてしまうことが多かったのでした。何だか自分で書いていてずいぶん自意識過剰だな。

・グラビアアイドル批評
 現在、このブログのアクセス数は、ほとんどがはてなキーワードでアイドルの名前を検索して来られる方が多いようです。雑誌に掲載されていたアイドルに何か言ったりするのは数年前からなんですが、akarikさん(id:akarik)にお会いしてから、雑誌発売時にグラビアネタを書くようになりました。
 偉そうですが、他人様のサイトやブログを観て「これは自分ではあまりやりたくないな」と思ったパターンがありまして。アイドルを扱った内容でありがちなのが、そのアイドルさんの意見なら何でもマンセーする、押しのアイドルさん以外のアイドルには毒舌、芸能ニュースをちりばめる(しかもそれがナンシー関の亜流だったりして独自性に乏しい)、ファンシーなデザインにする(当のアイドルが喜ぶと思って?)といったあたりで。自分自身は、ファンクラブに入るほど好きなアイドルというのもないですし、単に雑誌を買ってあれこれ言うだけの立ち位置ですから。

・現場系
 アイドルが出演する雑誌や写真集、テレビといった媒体で観るだけでなく、当人が実際に出演するイベントやコンサートに頻繁に出没される方をこのように呼んでいるそうです。私は通勤の定期の途中が秋葉原だし、新宿も神保町も頻繁に行くし、福家書店銀座店なんて職場から新橋駅を挟んで反対側だし、ということで、地方からわざわざ遠征される方から比べれば、上記のアイドルイベントのメッカみたいな場所にずっと近いくせに、ほとんど行くことがありません。理由はずぼらだからです。対象商品が出たら限定の整理券をすぐ入手し、イベント開始1時間前に場所を取っておくとか、自前のカメラでアイドルさんを撮影するなんてマメさはありません。ところでいつも思うのですが、何で携帯電話のデジカメは撮影不可で普通のデジカメならOKなんでしょう?

・今年のアイドル
 この項目で語ってらっしゃる方々が多いですが、正直言ってわかりません。だって綾瀬はるか沢尻エリカが現在あのような地位にいることを予想された人がどれくらいいるんだか。当時のグラビアアイドル批評をされる方々は、二人ともB級的な扱いをしていたと記憶してますし。
 ひとつ言えるのは、昨年あたりまで、テレビドラマの視聴率が悪くて、「アイドルが女優のステップとしてドラマに出る」という枠が狭くなっていた中、原作が良質であることと本人の演技力に着実性があるならば、まだ道は開けるということですね。ここ数年のパターンで、ブレイクしたアイドルを主役級に使う→でも演技力がない→ドラマの視聴率が悪い→出演者が悪者に→当人の人気急降下、というのが多かったのですが、例えば伊東美咲はその難から逃れているところがありますね。あとはドラマ・映画を足がかりに伸びた人でいうと長澤まさみ堀北真希か。
 ドラマ枠が少ないために、アイドルがみんなバラエティに出てしまってますが、バラエティはバラエティで喋りが立つとか場の空気を読めるとかのスキルを要求されるし、そのスキルを磨くためにはみんな若槻千夏に頼らなければいけないのかということになりそうですが。バラエティだって枠に限りはあるだろうし。
 ここ2〜3年で、かつてあんなにあったハロプロテキストサイト/ブログが減少していったのにも、いろいろ考えさせられましたね。現在でも年末恒例のイベントなどがあるようですが。ハロプロ系の人たちって純粋だしフレキシビリティがあるので、読んでいて楽しかったんですけど。母艦であるモー娘。の新メンバーに久住小春が入ってもそれほど盛り上がらなかったし。彼女は新潟出身だったので個人的には応援していたのですが。あと、ハロプロって最近は芸能界に新しく入ってきた人によるユニットとか少ないですよね。モー娘。卒業生や既存のソロやユニットの人から、名前だけ新しくして作られるユニットばかりで。既存の人の人気に頼ってるところが盛り下がる原因じゃないのかと。フットサルが盛り上がってるのは、ハロプロを応援している人に現場系の人が多いからなんでしょうか。私はスポーツ関連に興味を持たず、一切観たり聞いたり情報を得たりする習慣がないので。

仲根かすみ結婚
 今年を振り返る話題じゃなくてついこないだの話題ですが、皆さんいろいろと書いていたので個人的な雑感を。
 実は彼女のファースト写真集を買ってました。あの当時は普通のバストだったのに、それからあれよあれよという間に膨らんできて「巨乳アイドル」というカテゴリに入ってました。同時期の小池栄子(実はこの人のファースト写真集も持ってる)があれだけ偽乳疑惑で騒がれたのに、なぜ仲根かすみにはなかったのか不思議でした。いやそれはいいとして。
 やっぱり、ある程度ファンを持っていた人がいきなり熱愛だの結婚だのを発表するというのは、その存在価値を売っているアイドルとしては、強引な発表は遺恨を残すだけだし、うまくないやり方だったと思います。ましてや写真集のイベントの直後だし。ただ気になるのは、すんなり結婚を認められてるというのが、事務所から「結婚でも何でもすれば?」という放置状態ではなかったのではないかと、将来性を期待されてなかったのではないかと邪推してしまいますが。矢田亜希子があんなにモメてるんだし。相手方の和田選手も女性のファンが多かったようで「仲根かすみって誰? グラビアアイドル? わーきしょい」という反応が少なからずあったようですし。
 写真集の話に戻すと、この一件で、「最後の写真集」という触れ込みには注意した方がいいような気がしました。いろいろな思惑が絡んでいそうで。