桜井亜美

(どこにしようかと思ったけど、こちらをまずリンクしますよ)
http://d.hatena.ne.jp/ykurihara/20050312#1110623513

 はてなの一連の件を聞いて急に思い出したのだが、「性愛を書く」(色川奈緒編/ヴィレッジセンター)という本を引っ張り出してみた。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~NITE_DAY/i/99b001.htm

(1月8日のところ)
http://www2s.biglobe.ne.jp/~NITE_DAY/9901nikki_1.htm

 この本は小説家にセクシャルシーンの書き方について訊くというコンセプトなんですが、ハウツー的な内容はあまりなくて、ほとんどその当人の作品や人となりに対する普通のインタビュー集といった感じ。エッチでうひひひな内容を想像して買うと肩すかしを食らう、って私がそんなこと想像したわけじゃない。ほんとだって。
 私は桜井亜美本人について作品はほとんど読んだことがなく、人となりもよく知らないんだけど、唯一「桜井亜美インタビュー」なるものをこの本で読んだ。
 クレームが来たりするのは嫌なので内容は引用しませんが、なんつうか他の小説家のインタビューと比べて不自然なんだよね。言葉遣いをわざわざつくったような感じ。声色を変えているような感じがして。比喩になっているかどうかわかんないけど「あたしも昔はワルやったけどさあ〜、今は大人になったから、あたしの小説でみんなを救ってあげるんだ」といった調子で。芸能人に例えると誰だ。うーん、これも例えになってるかどうかわからないけど、飯島愛がもうちょっと上品になった感じ。
 この人が「女子高生にして小説家」みたいなキャラで売り、なおかつそれを信じている読者がいると聞いたから、納得した。あの言葉遣いはキャラ作りだったのだなと。