読書感想しりとりリレーその16・唐沢俊一『裏モノの神様』幻冬舎文庫

 せっかく仕事が一段落したと思ったら土日は風邪で寝てました。せっかくの休みなのに。
 過去の「しりとりリレー」も空白になってますが、年内になんとかしたいです。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344407024/hatena-22/ref%3Dnosim/249-2282470-7469146

 さて、今回選んだ本は、週刊アスキーが現在の体裁になってリニューアル創刊された頃からの連載で、2000年に単行本化されたものです。「トリビア」や「と学会」をはじめ、雑学知識を基に様々な活動を行う唐沢俊一ですが、この本もまた、「裏モノ」と定義される様々な雑学を披露しています。それぞれのトピックは一見ゲテモノに見えますが、唐沢俊一による軽妙洒脱な文章(裏モノの神様と唐沢俊一の対話という形式になっている)は、ゲテモノの臭みを感じさせません。90年代後半の連載ということもあって、あの時期の混沌とした時事ネタ(エヴァンゲリオン騒動、ねこぢる・hideの自殺、和歌山毒入りカレー事件、ノストラダムスの大予言)がたくさん出てくるので、楽しみながらあの時期を再検証できるという利点もある。巻末の新・裏者修行日記は書き下ろし。