山川健一

http://d.hatena.ne.jp/gotanda6/20060304/yamaken
 あの人はもう20年ぐらい前から「小説家」というより「音楽評論家」「60年代文化専門ライター」というような肩書きがふさわしいような気がしてましたが。何作か小説を読んだけど内容が全然思い出せないのに「ミック!」「キース!」とか叫んでる文章ばかり印象に残ってるんですが。つうか鳥井賀句にせよこのひとにせよ、ストーンズ信奉者ってみんなそんな感じになるんですけど。
 エヴァンゲリオンにはまったらそれ関係の語彙が文章に頻出するし(エヴァにはまった文化人はみんなそうか)、五木寛之『生きるヒント』がヒットすれば五木のお抱えライターに変貌するしで、21世紀になってもストーンズのごとくいかがわしさが消えない(いい意味で)彼は貴重な存在だと思います。